【BS】賃借対照表
PLと「にこいち」のBS徹底解説!
BSとは…一時点の財政状態の指標
①期末時点で、会社に存在する財産の状態を表す
②会社資金の調達と運用の状況を表す
よくわかんない・・・
5分でわかる!
BSが読めると投資や事業に活かすことができたりと幅が広がります!
右の部分で会社は資金を調達し、左の部分では調達した資金を運用している。
流動と固定
流動資産…返済が必要な調達(銀行からお金を借りる)
純資産…返済が不必要な調達(投資など)
調達したお金を不動産投資や有価証券に変える。
企業は資産を運用し、お金を回収する、その回収スピードに応じて流動資産と固定資産にわかれる。
回収のスピードが短い(早い)…流動資産
例)りんご(在庫)を50円で仕入れ、100円で売ると、すぐ売れていく。
売掛金とは、後払いのもの。先払いは売掛金にはならない。サービスを提供し、月末に入ってくると回収スピードが短いので流動資産となる。
回収スピードが長い(遅い)…固定資産
例)10億円の建物を購入しました。→すぐ売れるものではない。
賃貸にするとしたら、20~30年で回収できる。というように、長期的に見るものが固定資産となる。
回収のスピードが短い(早い)…流動負債
1年以内の短期的な借入など
回収のスピードが長い(遅い)…固定負債
社債を発行したり、長期の借入のこと
例)工場を作るから10億円借りる!→すぐに返済できないので30年などの長期の返済
純資産は資本金や前年分で利益が余ったもの(利益余剰金)で、それが株主資本。
その他は新株予約権や評価換算差額が該当。
BSのまとめ
◆調達状況…流動・固定→返済が必要
◆調達状況…純資産→返済不必要
◆運用状況…同じ資産でも流動・固定にわかれる
ディズニーのBSは?
オリエンタルランドのイメージは・・・
・ディズニーランド運営だから土地建物が多い
・ずっと黒字をだしていて儲かっている会社
・信用格付けがAAだったから財務状況は良いはず
・ディズニーランド運営だから土地建物が多い=固定資産が多い?
・ずっと黒字をだしていて儲かっている会社
・信用格付けがAAだったから財務状況は良いはず
→流動資産と流動負債を比較して見てみる。
流動資産に対し、流動負債が大きいのは財務状況が良いとは言えない。
=①がオリエンタルランドのBSである。
なるほどね!!!
流動比率・・・短期的な財務の安全性指標。
※通常指標では200%が望ましいと言われているが、日本では信用情報が発達しているので150%程度でもいい。(売掛金のリスクが少ない)
ここで比較して見ても①だとわかる。
②は鉄道会社なので、資産が多いように見える。
③はmixiだが、ディズニーのように設備は必要ないが、資産は多いので安定的である。
BSが見れるようになると「短期的に会社が潰れなさそう!」がわかり、
この会社の社債を買おう!という判断材料になっていく。
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