今アメリカ発のクロスフィット・ヒーローワークアウト「Murph(マーフ)」についてご紹介します。
このトレーニングは、軍・消防・警察など、現場対応を求められる職業の人々に愛されている伝説的なメニューで、実は日本の体力試験対策にも非常に効果的です。
Murphとは?アメリカの英雄を称えるトレーニング
「Murph(マーフ)」は、アメリカ海軍特殊部隊・Navy SEALsのMichael P. Murphy(マイケル・マーフィー)中尉を称えて作られたHero WOD(ヒーローワークアウト)のひとつ。
彼は2005年、アフガニスタンでの任務中に仲間の命を救うために自らの命を捧げ、その英雄的行動からアメリカで広く語り継がれています。
彼が日常的に行っていたトレーニングが、のちに「Murph」として世界中のクロスフィッターに受け継がれることになりました。
Murphのトレーニング内容
Murphの内容はシンプルでありながら、非常に過酷。
しかも、これを可能であれば20ポンド(約9kg)のウェイトベストを着用して実施するのがオリジナルスタイルです。
Murphのメニュー
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ラン 1マイル(約1.6km)
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プルアップ(懸垂) 100回
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プッシュアップ(腕立て伏せ) 200回
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スクワット 300回
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ラン 1マイル(約1.6km)
これらを休憩なしで一気にこなすという、とってもハードな内容になっています。
なぜMurphをやるのか?アメリカの「Memorial Day」との関係
Murphは、アメリカでは毎年5月の最終月曜日「Memorial Day(戦没者追悼記念日)」に合わせて実施されるのが伝統です。
この日、多くのクロスフィットジムや軍関係者、消防・警察官たちがMurphに挑戦します。
これは単なるトレーニングではなく、命をかけて任務にあたった英雄への敬意と、自分自身の覚悟を再確認する時間でもあります。
体力試験対策にもMurphが効く理由
Murphは、心肺機能・筋持久力・精神力の全てを同時に鍛えることができるため、公安職や現場系の体力試験対策にも非常に効果的です。
特に鍛えられるポイント:
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懸垂・腕立て・スクワットの基礎筋力(→体力試験で頻出)
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長距離ランによる心肺持久力(→消防・警察のシャトルランなどに対応)
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高強度×長時間でのメンタル強化(→現場のストレス下対応力)
Murphを定期的に取り入れることで、試験だけでなく実際の現場で動ける体が作られていきます。
Murphはこんな人におすすめ
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公務員試験(消防・警察・自衛隊)の体力試験を控えている人
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現場対応型の「動ける身体」を作りたい人
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クロスフィットや軍式トレーニングに興味がある人
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一つのトレーニングで全身を効率よく鍛えたい人
実際にやってみたMurph動画も公開中!
私自身もMurphを実施し、その様子を動画にまとめました。
「体力試験に効く全身トレーニング」としても参考になる内容なので、ぜひご覧ください!
まとめ|Murphで“意味のある強さ”を身につけよう
Murphは、ただ身体を鍛えるだけでなく、
「誰かを守る」「仲間を想う」精神的な強さも同時に養うワークアウトです。
体力試験を突破するための手段としても、日々の自分磨きとしても、
この伝説のトレーニングを一度は体験してみてください。
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