アガベ(リュウゼツラン)といえば、メキシコのテキーラやメスカルが思い浮かびますよね。しかし、エクアドルにもアガベを原料とした蒸留酒が存在するのをご存じですか? その名も「MISKE(ミスケ)」
今回は、首都キトからUberで20分程度の場所にある蒸留所「CASA AGAVE(カーサ・アガベ)」を訪れ、MISKEの試飲や製造工程の見学を体験してきました。この記事では、そのツアー内容とMISKEの魅力、そしてCASA AGAVEの詳細情報をお伝えします。
MISKEとは?──エクアドル発、アガベの蒸留酒
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原料はアガベ(リュウゼツラン)
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テキーラやメスカルと同様に、アガベを使用していますが、メインはエクアドル産のアガベで「PENCO」といいます。
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エクアドルの原産地呼称
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テキーラはメキシコの限られた5州でしか作れません。MISKEはエクアドルで生まれた蒸留酒であり、テキーラとは異なります。テキーラ、メスカル、ミスケ全て原産地呼称なので、そこでしか作れません。
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香り・味わいはメスカルに近い
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スモーキーさは少ないですが、アガベ由来のナチュラルな青さが特徴。
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CASA AGAVEとは?
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場所:キト郊外、山間にある蒸留所
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創業:エクアドルのMISKEを広げるため、地元ビジネスの一環として設立
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アクセス:キト市内からUberで約20分ほど
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環境重視:敷地内にアガベガーデン、蒸留所を持っている
ツアーの流れ(所要:約2時間)
1.敷地内案内
- アガベ畑の見学。品種や育成環境について説明。
2.アガベを植える体験
- アガベの子株を植えて名前をつけます
- アガベの茎と虫をつかった先住民ケチュア族が行っていた伝統的な着色実験
3.製造プロセスの解説
- アガベの収穫→煮る→搾汁→発酵→蒸留という一連の工程を見学。
- 実際の釜や発酵槽を間近で見られる。
4.テイスティング
- MISKEの複数ラインナップを試飲(ブランコ、レポサド等)
- フルーティで飲みやすいが、スモーキーな余韻も楽しめる。
5.ショップ見学&購入可
- 現地限定ボトルを購入することも可能(日本への持ち帰りは税関にご注意)
ここがすごい!CASA AGAVEの魅力
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他では飲めない「MISKE」が試飲できる
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アガベ蒸留酒の奥深さを学べる
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日本では未流通のため、知っているだけでお酒通になれる!
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おしゃれな施設で写真映えも抜群
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オーナーやスタッフが非常にフレンドリーで丁寧に説明してくれる
行く前にチェックしておきたい情報
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予約:事前予約可能(公式HPから)or 当日飛び込み参加OK
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費用:ツアー・試飲込みで17USD(2025年5月現在)
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言語:英語またはスペイン語でのガイド(時間によって言語が変わります)
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アクセス:Uberまたは車での訪問が便利。公共交通機関では無理。
CASA AGAVE 公式情報
まとめ
テキーラでもメスカルでもない、エクアドル産のアガベを使ったエクアドルでしか作れないお酒「MISKE」。CASA AGAVEでのツアーはアガベから歴史まで学べてお酒も飲めて大満足。お酒好き、植物好き、ラテン文化に興味のある方にはたまらない体験でした!!
下に、実際に体験したツアーの様子を動画でまとめています。ぜひチェックしてみてください!
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