【表参道】L’AS 高コスパモダンフレンチ

Eat & Drink




高コスパモダンフレンチ

表参道の高コスパで有名なフレンチ、わかりにくい場所にあって地図を見ないとたどり着けません。ディナーで利用しました。

デザートワインを含んだワインペアリングのコースをお願いしました。
(シャンパーニュ+ワイン4グラス+デザートワイン)

ひとくち自家製モッツァレラチーズ
スプーンに乗って出てきます。出来立てだというモッツァレラチーズは歯触りはつるんとしていてオリーブオイルと塩が絶妙にマッチング。こんな一口サイズなのに濃厚な主張はしっかりとしています。

ペアリング:ポメリーブリュットロワイヤル

L‘ASスペシャリテ
フォアグラのクリスピーサンド「焼きリンゴ味」

これを食べたいがために来ました。と言っても過言ではありません。
ハーゲンダッツのクリスピーサンドをイメージしたというこのビジュアル。丁寧に紙袋に入ってでてきます。クリスピー部分は薄くパリッッッパリ、サンド部分はフォアグラの濃厚な味わい。真ん中には焼きリンゴ味のジャムが入っていて、最高の一品でした。コレだけ食べに来たいわ。

ペアリング:MISAKI MEAD 蜂蜜酒
蜂蜜のお酒なんて香り豊かで口の中にお花畑が広がる感じがメルヘンチック。できれば食後酒としていただきたいけれど美味しからいいや。

季節野菜の冷製ポトフ
千葉県八街市の野菜を使用、トマトとビーツの透明感のあるジュレをつけながらいただきます。野菜はそれぞれ素材に合ったベストな調理方法で提供、手間がかかっています。野菜自体に味はついていなくて、ジュレもシンプルなので素材の味を活かした一品。

ペアリング:Rose dgma
オーストリアのロゼ。ロゼなのにぜんっぜん甘くない、ベジタブル感、トマト感のある変わった味のワイン。

北海道産一年熟成インカの目覚めの燻製とガレドラロワールチーズ
にフランス産トリュフ
一年熟成された「インカのめざめ」は北海道十勝産の幻のじゃがいもと言われているそうです。じゃがいもを熟成させるという概念がなかったのでとても斬新。ガレドラロワールチーズはフランスのウォッシュ。ミルク感が強くクセが少ない。じゃがいもの濃い甘みとよくマッチ!トリュフはソレだけで持っていかれない程度に適量。

ペアリング:🇪🇸Original Exceptional Harvest 2016
🇪🇸の白なんて好んで飲まない!酸味が強く、この食事を引き立てるワイン普段、白はたまにしか飲まないけれど、日常的に飲めちゃうコレ。

静岡県産フジマスのミキュイ 秋野菜のナージュ仕立て
ミキュイとは低温加熱で食感を残した半生状態のこと。ナージュとはスープより濃い、ソースより薄い「液体」という認識。フジマスはトロッとクセ臭みがない。ナージュに使われているのは「きのこ・栗・アーモンド・グリーンオリーブ」きのこの食感がベースになり、グリーンオリーブの酸味が後から引っ張ってくる。このナージュがとても美味しくてスプーンでペロリ。

ペアリング:高清水 加温熟成解脱酒
「加温熟成解脱酒 貯蔵中にお酒の熟成が進むと、まれに完熟の証である熟成滓が発生する場合があります。熟成滓の発生したお酒は「解脱(げだつ)」と称され、一部の愛好家に珍重されてきました。高清水『加温熟成解脱酒』は、独自の加温熟成技術により安定的に熟成滓(おり)を発生させ、その熟成滓を濾過しました。軽やかな熟成香と透明感に包まれた黄金色の純米吟醸酒です。」
という解説をつけておきます。唯一の日本酒。フレンチに日本酒?だけれども、甘口ワインのように飲めました。確かにペアリング、最高。

ニュージーランド産仔羊のクルスティアン
根セロリのピューレ 赤ワインスパイスソース
クルスティアンとはクリスピーに仕上げること
パリッとした春巻きの皮みたいなもので包まれ、中には仔羊が。メニューを熟読していなかったので、ビジュアルからも油断し切った口にガツンと入ってきた羊味。今までの繊細な味わいが一気に消され、暴力的な風味にガラッと変わる。根セロリのピューレは「口の中リフレッシュツール」として食べたい感じ。この暴力仔羊と戦うにはいくらあっても足りない。赤ワインソースとセロリの相性は抜群、仔羊、セロリ、赤ワインという順番でつけて食べたらだいぶ大人しくなった。脂多め、重さのある食事でした。

ペアリング:🇦🇺Shaw+smithシラーズ

お口直しのデザート
グラニテでリセットします。

マスカルポーネと蜂蜜のお口直し

徳島県産和栗とヴァローナチョコレート
和栗のアイスが鳥の巣みたいなパリパリのチョコの上に乗っています。栗そのものをイメージしているのかな。栗のアイスは単体で食べたいくらいに美味しい、チョコと合わせるのがもったいない。鳥の巣はカリカリ、パリパリであり、食感も味も楽しい上にそれなりにボリュームもある。

ペアリング:château orignac
素晴らしきデザートワイン。ぶどう果汁にコニャックを混ぜたリキュール。これは素敵!!美味し過ぎる。

広島県梶谷農園から届いた季節のフレッシュハーブティ
最後にコーヒーが欲しいところに、紅茶。6種類(パイナップルミント、マウンテンミント、レモングラス、レモンバーム、アニスヒソップ、ニホンハッカ)が入っていてスゥーっとさっぱりしました。

これだけの内容でコースが5000円、ペアリングが5800円という驚異的な値段。ただ、素材に関して好みが別れると思うのでその点で好き嫌いなく食べれる人なら大満足でしょうといった感じ。ただただコスパ良すぎて心配。食べ終わった後は終始にやけが止まらないくらい美味しくてシアワセ気分でした。またきます。

ラス
080-3310-4058
東京都港区南青山4-16-3 南青山コトリビル 1F




コメント

タイトルとURLをコピーしました