プエルトリコの「旧サンフアン(Old San Juan)」は、歴史と文化が凝縮された美しい街で、カリブ海地域における観光名所の一つです。この記事では、サンフアンからのアクセス方法や観光スポット、過ごし方、そしてその豊かな歴史について詳しくご紹介します。
※スペイン語「Viejo SanJuan」(ビエホ・サンフアン)
1. サンフアンからオールドサンフアンへのアクセス
・サンフアンからオールドサンフアンまで車で移動が良い(15分程度)
・Uberがおすすめ
オールド・サンフアンへは、サンフアン国際空港(ルイス・ムニョス・マリン国際空港)から簡単にアクセスできます。空港からオールド・サンフアンまでは、車で約15〜20分の距離にあり、タクシーやライドシェアサービス(Uberなど)で簡単にアクセス可能です。また、主要なホテルからシャトルバスが出ていることもあります。
サンフアンに滞在して、Uberで行くのがおすすめ
公共交通機関として、サンフアン市内ではバスも運行していますが、観光客にはUberが便利でおすすめです。旧市街は狭い石畳の道が多く、駐車場が限られているため、徒歩での移動が最適。多くの観光スポットが徒歩圏内に密集しているので、街歩きしながら気軽に回れます。
日差しが強く、暑いので水分補給必須!飲み物は持っていってね
2. オールド・サンフアンの歴史と特徴
・カラフルなコロニアル建築(石畳・スペイン風バルコニー)
・歴史的建造物、世界遺産がある
オールド・サンフアンは1521年、スペインの植民地時代に建設され、16世紀から18世紀にかけてサンフアン湾を防衛するための要塞都市として発展しました。当時はカリブ海を防衛するスペインの重要な拠点であり、城壁に囲まれた街はスペインによって何重にも強化され、侵略者からの攻撃に備えていました。1898年の米西戦争後、プエルトリコはアメリカ領となり、オールド・サンフアンの建築や街並みも新たな歴史の一部として保存されることになりました。
このエリアにはカラフルなコロニアル様式の建物や、石畳の通り、スペイン風のバルコニーなど、16世紀からの植民地時代の面影が今も色濃く残っています。旧市街の多くの建物や通りは、歴史的建造物として保護され、訪れる人々は当時の情景を彷彿とさせる風景の中で散策を楽しむことができます。
3. 旧サンフアンの観光スポット
・要塞はマストで行くべき!
・町から海まで見渡せる最高のロケーション!
オールド・サンフアンには数多くの歴史的・文化的な観光スポットがあり、1日では回りきれないほど見どころが満載です。
エル・モロ要塞(Castillo San Felipe del Morro)
16世紀に建設されたこの要塞は、オールド・サンフアンの象徴的なスポットです。海を見渡せる絶好のロケーションにあり、石造りの城壁と砲台からは当時の歴史的な防衛構造がよくわかります。要塞内を自由に見学することができ、監視塔からは大西洋を一望できます。
※入場チケット予約不要、現地で購入できます
サン・クリストバル要塞(Castillo de San Cristóbal)
エル・モロと並ぶもう一つの大規模な要塞で、サンフアンを守るために建設されました。ここからは旧市街を一望することができ、その雄大な景観は圧巻です。見学の際は、地下のトンネルや当時の大砲、守衛が使っていた部屋などもぜひ訪れてください。
ラ・フォルタレサ(La Fortaleza)
ラ・フォルタレサはプエルトリコ総督の官邸として使用されており、1533年に建設されました。アメリカで最も長く使用されている公邸で、現在もプエルトリコ総督が執務を行っています。見学は事前予約が必要ですが、壮麗な建物と美しい庭園は見ごたえ十分です。
サンフアン大聖堂(Catedral de San Juan Bautista)
1521年に建設されたプエルトリコ最古の教会の一つで、旧市街の宗教的な象徴です。この大聖堂には、プエルトリコの初代総督であるポンセ・デ・レオンの墓があります。美しいステンドグラスや建築美も見所の一つです。
プエルトリコ博物館(Museo de Las Américas)
オールド・サンフアンにある博物館で、プエルトリコやカリブ地域、アメリカの先住民に関する展示が行われています。アートや文化、歴史を学びたい方にはおすすめのスポットです。
4. オールド・サンフアンの過ごし方
街歩きとショッピング
オールド・サンフアンの街並みは、カラフルで美しいコロニアル建築が特徴的です。石畳の通りを歩きながら、おしゃれなブティックや地元の工芸品ショップ、アートギャラリーを巡るのも楽しみの一つです。手作りのアクセサリーやお土産物、ローカルアーティストの作品が並ぶ店も多く、記念品を探すのにも最適です。
カラフルな街並みが綺麗です!
グルメを楽しむ
オールド・サンフアンにはプエルトリコ料理を楽しめるレストランが多く点在しています。モフォンゴ(Mofongo)やペルニル(Pernil)など、伝統的な料理を味わいながら、プエルトリコの文化を深く知ることができます。夜になるとバーやクラブも賑わい、地元の音楽とともにリズムに乗って夜を楽しむことができます。
観光地なのでレストランは相場高めです…
リラクゼーションとアクティビティ
オールド・サンフアンの海沿いには広々とした芝生の公園が広がっており、地元の人々がピクニックや凧揚げを楽しむ姿が見られます。街歩きの合間に、このエリアでリラックスするのもおすすめです。また、要塞のあるエリアでは歴史ツアーやガイド付きウォーキングツアーも開催されているので、より深く旧市街の歴史を知ることができます。
5. 旧サンフアン観光のポイント
- 歩きやすい靴を持参:旧市街は石畳の道が多いため、歩きやすい靴がおすすめです。
- 暑さ対策を忘れずに:プエルトリコは一年を通して気温が高く、日差しも強いため、帽子、水分を持参しましょう。
- 早めの時間に訪れる:エル・モロ要塞などの観光地は午前中に訪れると混雑を避けやすいです。
- カメラを持参:カラフルな街並みや歴史的な建造物は写真映えするスポットばかりなので、カメラをお忘れなく。
まとめ
オールド・サンフアンは、その豊かな歴史と文化が現代まで息づく場所です。サンフアン湾を見下ろす要塞や、カラフルな建物、石畳の道を歩きながら、16世紀のスペイン植民地時代に思いを馳せることができます。歴史好きにはたまらないスポットがたくさんあり、またグルメやショッピングも楽しめるエリアなので、幅広い楽しみ方ができるのが魅力です。プエルトリコを訪れる際には、ぜひオールド・サンフアンで特別なひとときをお過ごしください。
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