【エルサルバドル現地レポ】消防学校と消防署を訪問|中米の消防組織とは?

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今回は、中米エルサルバドルで消防学校と消防署を実際に訪問したときの記録をまとめます。
普通の観光ではなかなか見えてこない、現地の消防組織・教育・装備を、動画とあわせて伝えられたらと思います。

エルサルバドルの消防組織について(概要)

中米で最も小さい国、エルサルバドルには、国家レベルで統括される消防組織が存在します。

  • 組織名:Cuerpo de Bomberos de El Salvador

  • 管轄:全国(消防組織は国で一つ)

  • 消防署:国で18署

  • 主な任務
    • 火災対応

    • 交通事故救助

    • 災害対応(地震・洪水など)

    • 予防防災・教育活動

中米という地域特性上、自然災害・都市火災・インフラ不足など、非常に多様なリスクを抱えています。

エルサルバドル消防学校を訪問

こちらが入り口です。Google Mapで消防署を検索していて、本部のような表記だったので最初にここに行きましたが、国で一つの消防組織なので消防本部兼消防学校となっているようです。

入り口の警備員に止められましたが、見学したいと伝えると通してくれました。

  • 学校名:Escuela Nacional de Bomberos de El Salvador

  • 役割:

    • 新人消防士の基礎教育

    • 現役消防士の再教育

    • 専門分野(救助・火災・指揮)の訓練

使っていない車両が置いてあります。

中米の消防あるある、廃車を処理できず放置。

なんと、日本の救急車が!(現在は使われていないようです)

消防学校で行われている訓練内容

学校には小さめな訓練施設と小さなグラウンドがありました。(日本の消防学校と比較するとかなり小さいです)

学生・職員はオレンジの執務服を着ており、すれ違う人みんな表情が生き生きしていて楽しそうに働いているなぁという印象を受けました。

https://www.jibc.ca/sites/default/files/2018-SuccessStory-One-World-Fire-2-1200x750.jpg?utm_source=chatgpt.com

消防署へ

今回訪れた消防署では、ちょうど消防車が出払っており、残留の職員に消防署を案内してもらいました。

印象的だったポイント

  • 24時間勤務で その後3日間お休み
  • 救急は別組織
  • 建物や設備は決して新しくはない(設備もそこそこ)

日本やアメリカの消防と比べると、装備面ではかなり差があります。

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YouTube動画で実際の様子を公開中

今回訪問した消防署・消防学校の様子は、YouTube動画で詳しく紹介しています。
写真や文章だけでは伝わらない、

  • 現場の空気

  • 消防士の表情

  • 訓練のリアル

をぜひ動画で感じてください。

まとめ

  • エルサルバドルの消防は、限られた環境の中で最大限の役割を果たしている

  • 消防署・消防学校ともに「人」が主役

  • 日本の消防と比較することで、見えてくる本質がある

観光では見えない国の姿を知るためにも、こうした現場訪問は非常に意味のある体験でした。

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