商品を売るな!スタバが売ってるモノとは?
ブランディングがないと、どんなに優秀な商品やサービスでも売れない!
商品を売りたいのであれば商品を売るな!
例)美容師は髪を切る相場は決まっているが
カット1回50,000円のお店
カット1回1000円のお店(QBハウス)
この差はどう作り出すか?
ブランディングとは
マーケティングとブランディングは一緒ではない!
この絵わかりやすいね〜!恋愛に例えるとイメージつく!
Marketing・・・あなたが好きです(特定の人)
Advertisng・・・好きです好きです好きです(不特定多数)
PR・・・あなたが好きみたいよ(第三者から伝わる)
Branding・・・あなたが好きよ(相手から言ってきてくれる)
いろんな企業はAdvertisingのように「好きです、好きです、好きです」という広告に莫大なお金をかけているが、Brandingのように、向こうから「あなたが好きよ」と、言われることが必要。
ビジネスのブランディング
フェラーリはCMを出さない。
グッチはチラシを配らない。
エルメスはオレンジ色。
ヴィトンはモノグラム。
これはブランディングがしっかりできている。
うんみんなの共通認識になってるよね。
コーポレートブランディング・・・会社の信頼に繋がる
・ホームページ
・ロゴ
・パンフレット
・代表者
・提携先
・資本金
・法務
プロダクトブランディング・・・何を売るか、商品に関わる
・価格
・材料
・パッケージ
・雰囲気
・デザイン
・希少性
・認可
・資格
・効果
マーケティングブランディング・・・どう広めるか
・チャネル
・ターゲット
・メディア
・口コミ
・SNS
・キャッチコピー
・ストーリー
セールスブランディング・・・どう売るか
・販売手法
・提携先選定
・顧客選定
・資料
ブランディングがないと負のスパイラルにハマり事業は続かない!
設立して5億円を越す企業は1.2%、5年間続く会社は1%以下!
続く企業はブランディングがある会社。
トマトの例
例)2つの埼玉県産のトマト
❶と❷同じ商品なら、価格競争が起こる。
利益が出ない限界に来るとサービス競争が起こる。
しかし、サービス競争が起こると、それに付随する自社コストがかかってくる。
(配送料やレシピ本の製作費など)
コストがかかると利益が下がる。
利益が下がるとPRを削減し、シェアの低下になるというスパイラル。
コレ知らないと安くしちゃうわ〜
コーポレートブランディング
競合を把握するが、競合を作っては絶対にダメ。
コーポレートブランディング=○○だが○○でないと明確に断言する。
ヘッドスパ専門店や、カット特化型専門店などはスモールスタートには特に良いブランディング
Googleは何の会社?
Google Mapなどを作っていて、テクノロジーの会社だと感じるが、「Googleは広告会社だけど、広告会社ではない」と明言している。(テックカンパニーだ!と言っている)
Googleの売り上げの90%以上は広告収入である。(=広告会社である)
しかし、自分たちで「Googleは広告会社だ!」と競合が居るところにいってしまうと、他社の広告会社と並んで比較されてしまう。
GoogleってIT企業ってイメージだったわ
プロダクトブランディング
ここでワークショップタイムです!
現状把握:シャングリラホテル はカフェラテの販売を考えている
数値事実:100人対象のデプス調査の結果500円であればカフェラテを全員頼む
数値事実:1500円は全員高すぎて誰も頼まないとの結果
数値事実:1杯のカフェラテを提供できるのに人件費、仕入れ原価など全てを含め300円かかる
シャングリラホテル はこのカフェラテをいくらで売るべきでしょうか?
シャングリラホテル いっちばん好きなホテルなんだよねぇ〜高いけど。
飲食店や美容室など、何をやる時にも必ず必要になってくるのが下記の図!
アンケートをとって、100人中100人がいくらだったら買う!と、一番人数が多い値段に設定してはダメ!
・500円なら100人が買う
・1500円だと誰も買わない
→ここで100人と0人を結ぶ
適正価格を把握するには・・・
コスト300円(販売管理費込)のカフェラテの値付けフロー
売り上げが一番ではなく、利益を残すことを考えなければならないので・・・
500円の場合・・・利益20000円ーコスト30000円=−10000円
750円の場合・・・利益33750円ーコスト22500円=11250円
1000円の場合・・・利益3500円ーコスト15000円=20000円が残る
1250円の場合・・・利益23750円ーコスト16250円
1000円で販売するのが適正な価格設定である。
500~700円は切り捨て(シャングリラホテル はしっかり切り捨てができている)
1000円は実践
1250円は挑戦するところ。
→これがビジネスの面白さである。
1杯のカフェラテの世間の相場は500円(相場に価値はない)
Shangri-laのカフェラテは差の1000円分に付加価値をつけなければならない。
ブランディングとは、付加価値を伝えたり、体験させること。
商品ではなくどんな付加価値を提供できるだね〜
店舗のブランディングで価格を上げるための付加価値
①空間付加価値
②商品付加価値
③エンターテイメント付加価値
→これが無料できて一番効果がある。
例)料理の仕上げをテーブルでお客様の前でパフォーマンスなど
なぜスターバックスでコーヒーを買う?(マーケティングブランディング)
1杯500円のスタバのコーヒー
1杯100円のマックのコーヒー
Q.なぜスタバで人々はコーヒーを買うのか?
ブランディング?ステータス?
間違いではない。
A.フランチャイズか、フランチャイズではないか、この違いである。
フランチャイズのマクドナルドの店長だったら、売り上げをあげたい。しかし、値段はすでに決められていて、変更はできないとなると、回転率をあげたくなる。
すると、座席を増やす→だからマクドナルドは1人に与えられたスペースがとても狭い。
これをすることにより500円で売れるコーヒーが100円でしか売れなくなる。マクドナルドはノウハウがあるからまだいいが、個人店でやってしまうと続かなくなってしまう。
スターバックスはコレを知っているからフランチャイズには絶対にせず、直営店のみ。
だからこそ、儲けファーストではなく、ゆったりした席数の確保ができて、500円でコーヒーを売ることができる。
スタバの戦略すごいなぁ。
セールスブランディング
ブランディングとは商品や付加価値をPRすること。商品を売りたければ商品をPRしてはいけない!
ヤマハのピアノ教室戦略
ヤマハはピアノを売りたかった。ピアノは高いので、いきなり売っても売れない。なのでピアノ教室でヤマハのピアノを使うことにより、ピアノ(商品)を売っている。
→相手からピアノ欲しいです!と言わせるのが狙い。
ABCクッキングスタジオ戦略
ABCクッキング商品を売るために料理教室をやっている。
美容院イベント集客戦略
美容師だったら、髪を切ることを価値にしてはいけない。コーディネートや恋愛相談などを提供するなど、髪を切るのをオマケにしていかないと、どんどん潰れていってしまう。
まとめ
相手から「好き」と言ってもらえるようなブランディングを設計する。
適正な価格設定と付加価値で差別化!
簡単に言うけど結構難しいよね・・・。
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