Emotion Manipulation=感情の操作
感動を与えられないものはビジネスに失敗する!
ディズニーもトヨタも売っているものは「感動」である。
1996年をはじめとして世界中が急速に情報量拡大!
しかし、そのうちの9割が過去2年間にできた情報源だった。
例)ビックカメラに行きました。
Atention 注意
ポップを見て気づく
Intest 関心
興味が湧いた
Search 検索
その場では買わず、探してみる
Comparison 比較
他の商品と比較する
Examination 検討
良ければ買おうか考える
Action 購買
買う
Share 情報共有
良かった!と情報を共有
→検索される情報に変わる(戻る)
「感動」を売る
Q.今はモノに溢れている時代、売りたい人>買いたい人 では今のビジネスに必要なものはなんでしょうか?
A.「感動」
いつの時代も感動させるひとよりも、「感動したい」と思う人が多い。
だからモノを売るならば「感動」を売らなければならない。
選択肢が多くなった時代、お客様の方がいろんなことを知っていて頭が良い。
説得しないと物が売れない時代!しかし、説得されて物を買う人はいない。
欲しければ並んでも買うし、欲しくなければタダでも買わない。
売り方が上手い人は感動を起こせる人!
どういう風に感動を作っていくか?
心を動かすための3ステップ
・シンプル化
・心理的法則
・MKT三原則
人の心は簡単に動かせるものじゃないよねぇー。
これを解説して行きますよ〜!
シンプル化
スティーブジョブスは元々パソコンを作っていた。エンジニアとしては天才だったが、マーケターとしては優れていなかった。Appleを一度クビになっていて、ピクサーを立ち上げた後にAppleに戻っている。
9ページにも及ぶ新聞広告でマッキントッシュの機能説明を書いた
→全く効果なし!
ピクサーで物語を作る
→良いCGも良い物語がないと価値がない
Appleに復帰
→9ページにも及ぶ新聞広告から2センテンスに変更。
「Think Different」
パソコン広告なのにパソコンについては全く触れていない。
新規事業を作る時、「他社にはこれがないからこれを付け足そう!」と考えがちであるが、今の時代の起業、マーケティングは何かに追加して完成が来るのではなく、取り除いて完成が来る時代!
例)博多明太子のNY進出
Cod Roe → Spicy Caviar と言葉を変えただけで売り上げが上がった。
▼下記の記事でも紹介
お店、広告、HP、顧客から見て「めんどくさい」や「難しい」をどれだけ取り除けているかを再確認し、さらにどれだけフローをシンプルにできるかを確認。
心理的法則
いろんなマーケターがアナリティクスやデータを見るが、こればかりは失敗する。
人間の本質を理解していないと業界に縛られたマーケターになってしまう。
それぞれの心理的効果を掛け合わせる
バンドワゴン効果
スノッブ効果
ヴェブレン効果
バンドワゴン効果とスノップ効果
Q.どちらが欲しくなりますか?
1.人気な物
2.不人気な物
→バンドワゴン効果・・・みんなが使っている物を使いたい!
Q.どちらが欲しくなりますか?
1.希少な物
2.希少ではない物
→スノップ効果・・・珍しい物が欲しくなる!みんなが使っていない物を使いたい!
ここで矛盾が産まれる。
どちらも人間の本能だが、この二つを掛け合わさなければならない。
例)MUPカレッジ入学者10,000人で締め切ります!
10,000人→バンドワゴン効果
締め切る→スノップ効果
これは人間の本能を掴んでいる。
やばい!締め切られる前に入学しとこ!ってなるよね〜
例)ハローキティ
信州限定→希少価値打ち出し
ハローキティ→みんなが持っている物
これは、信州がハローキティにコラボを頼んでいるわけではなく、ハローキティが信州にコラボを頼んでいる。ハローキティは知名度もあり、みんなが持っている物だからこそ希少性を高め、「限定品」という打ち出しをして、キャラクターの価値を保っている。
まんまと騙されてるわ〜
例)あなたがヘッドスパに行きます。どちらに行きたいですか?
①体験してみませんか?思わず寝落ちするヘッドスパ
②1000人が寝落ちした表参道限定ヘッドスパ
②を選択する人が多いはず。これがスノップ効果とバンドワゴン効果である。ブログやインスタやHPも同じこと。
②を選ぶよねー。してやられた感あるわ。
キャッチコピーの作り方
【 みんなが選ぶ×特徴×希少性 】
例)1000人が選ぶ × 寝落ち × 表参道限定
このフレームワークで簡単に売り上げがアガる。
これめちゃわかりやす!
ヴェブレン効果
価格が高いとその商品やサービスも高くなると思う。
価格を高くする→人を限定する→買う人を少なくすること
ここでまた矛盾が産まれる。
権威性のある人が高級ブランドを宣伝する
「私もあの人と同じものを使いたい!」
「あの人が愛用しているなら私も欲しい!」
権威性のある人が多く選んでいる物
「お茶の綾鷹」…100人のうち何人が違いがわからなかった という広告。
これを意識してPOPやコピーを作っているか?
営業するときも同じことだね。
MKT原則
日本人は職人気質だから技術を磨くが、全てお客様がいるからこその技術であって、まずはお客様を連れてくるスキルがないと意味がないのである。
❌見猿聞か猿言わ猿⭕️見猿聞か猿動かざる
いろんな営業、トーク、クリエイションを考えていても、
人は見ていない、聞いていない、聞いても動かない。
どうすれば見て、聞いて、動いてくれるのか?
お店の規模が小さいから?
お店が豪華じゃないから?
特別な商品がないから?
【感動】がないからである。
感動とは心が動いたら感動である。
驚き・ワクワク・嬉しい・怖い・ハラハラ
大企業には大企業になるだけの理由がある。
理解広告から興味広告に変化。
昔は昨日の説明をしていたが、今は興味を引かせる広告になっている。
ソフトバンクのCMもプランの説明などしていなくて、白い犬がでてくるだけである。
ATTENTIONをとにかく撮る!
意外な場所に心を動かすキャッチコピーを。(床、トイレの中、森の中、お皿の底)
例)コーヒーのサブスクをどうやって広告しますか?
①サブスク入金で10,000円お得
②サブスクしないと10,000円損します
人は追加で得るものよりも、今あるものを失う恐怖の方が感動が大きい。
すぐ役に立つテクニックなんか、すぐ役に立たなくなる。
重要なのは本質である(人間や生物を理解すること)
広告の基準は人間が理解できるかではなく、ヤモリでもカエルでもバクバクしてくれるかが基準。ペルソナなんか無視!
内臓を刺激する広告を意識する!
心臓が停止すると死ぬ。だから心臓を動かせと24時間考えてはいない。本能で勝手に心臓が動いている。だから辛い、危ない、逃げたいということを刺激した方が人は動く。
「逃げたいという本能で動く」これが「感動」である。
内臓を突き動かす広告!カエル広告!よく分かったわー!
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