【WEEK-19】5分で読めるキャッシュフロー計算書!

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キャッシュフロー計算表

実際のお金の動きを見る事で、その会社がどういうものにお金を注ぎ込んでいるのか?経営は安定しているのか?それが見えるようになる!

お金の管理やお金の動きを実際に計算表で見ていきます!

5分でわかる!

PLとBSと同じようにマネーフォワードのキャッシュフロー計算書はどちらでしょう?

例えば、年度末のソフトバンクの連結キャッシュフロー計算書(IRを見ると掲載されている)

字が細かくて見にくいが、営業活動、投資活動、財務活動と大きく分けて3つにわかれている。

営業活動・・・本業の営業活動で現金がどの程度増減したか
投資活動・・・投資によってどの程度現金が増減したか
財務活動・・・資金調達と返済でどの程度現金が増減したか

それを右側の表に移すと格段と見やすくなってくる。

ソフトバンクの本業=営業で1.5兆円増えているのに対し、投資に4.2兆円使っている。投資会社と言えるほどである・・・

財務活動は2.3兆円を資金調達し、現金が2.2兆円残っている。

営業活動

企業の営業活動によって流入、流出した現金の動き

商品を販売して手に入れた現金
材料を石入れるために支払った現金
広告宣伝費など販管費支払いに流出した現金
税金支払・保険金受取など

プラスであれば投資や株主に還元ができる。マイナスなら営業に回したり、債券を発行し借入をしなければならない。

投資活動

企業の投資活動によって、会社に流入、流出した現金の動きを表しています。

マイナスだからダメということではなく、むしろマイナスになっている方がどんどん投資をして事業を拡大しているため理想的。

投資活動により、どんなところに会社がお金を使っているのか?がわかってくる。

投資の財源は銀行?投資家?営業活動での利益?これをチェックでき、そこにどれだけお金をかけているのかにより、会社の動向が伺える。

財務活動

資金調達と返済による現金の動きを表しています。

調達したらプラス、返済したらマイナス。企業が上場し資金調達をした場合、この区分が大きくプラスとなる場合が多いです。

営業活動はプラスが⭕️
投資活動はマイナスが⭕️

見方は8種類

大きく分けて8種類ある。各活動の動きで企業がどのフェーズにいるか推測することができる。

健全型・・・本来企業のあるべき姿。本業で資金を獲得し、その資金で投資、借入や返済を行っている。

積極型・・・事業拡大フェーズの企業。本業で資金を獲得し、投資を行い、足りない分を借入ている。

治療型・・・事業を縮小しようとしている企業。本業と設備売却で資金を得て返済にあてている。

衰退型・・・衰退している企業。本業から資金が流出しており設備を売却し返済を進めている。

勝負中・・・資金繰りが厳しい状態の企業。本業で資金が流出しているが、借入によって投資を行っている状態。スタートアップなど。

2016年度の東芝の財務諸表・・・事業を売却しまくって現金化。

マネーフォワードとは?

Saas型(Software as a Service)
利用期間に応じて使用料を取るモデル(Excelのサブスクなどと同様)

マネーフォワードとは・・・?

・赤字で上場
・IT企業なので固定資産への投資はどこまでないはず
・SaaSビジネスは短期的に赤字になりやすい

両方ともCF(資金調達)はプラスになっている。でも資金調達の額以上に投資をすることは、新規上場会社にとって考えられにくい。

❶は営業活動が安定しておらず、さらに投資を行っている。営業活動を安定させるために投資を行っているとも読み取れる。

❷は比較的健全なキャッシュフロー計算書の動きをしているように思えます。営業活動で安定した現金を確保しつつ、事業の拡大のために投資に回し、営業活動で賄いきれない分を財務活動で調達する。

❶がマネーフォワード、❷が武田製薬工業である。

財務諸表を読めるようになれば、情報収集能力が格段にUPします!

 

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